丹田呼吸法で心身共に綺麗になる。やり方や効果をご紹介

丹田呼吸法。それはおへその下、体内に位置する下丹田という部分を意識して行う呼吸法のことを言います。
ただの呼吸とは何が違うのか?どんな効果があるのか?丹田呼吸法についてご紹介します。
丹田とは
丹田という言葉を、一度はお聞きしたことがあるかと思います。ヨガや武術にも登場しますね。なんとなくお腹辺りにあるらしい・・・くらいは知っている方も多いのではないでしょうか。
丹田とは実際、物理的には存在しません。小腸・大腸みたいなテンションで義務教育の授業では習ったりもしていませんよね。今のところ、実体がないのです。
丹田の「丹」は”不老不死の薬”を、「田」というのは”土地”を意味します。不老不死パワーを生み出す場所、それが丹田です。
丹田はインドのヨガ、チャクラの概念とよく似ていることから起源とされることが多いですが、どちらかというと中国伝統の医学寄りです。
中国では古くから漢方医学や武術などに用いられてきました。日本でも禅や武術、伝統芸能など、健康法やスポーツにおいてもとても昔から重要なポイントとなっています。
丹田呼吸法の効果
不老不死パワーを生み出す場所、丹田を充実させるには呼吸が大切です。呼吸を通じて、丹田という場所・概念を意識することができるようになると、心身共に変化が起きます。
丹田呼吸法で具体的にどんな効果があるのか見ていきましょう。
心身への効果
- 集中力UP
- 健康になる
- 姿勢が整う
- 脳が冴える
- 穏やかになる
- 若々しくなる
- 軽やかになる
- ストレス緩和
- 自律神経が整う
- 疲れにくくなる
- 体幹が鍛えられる
- リラックスできる
- ダイエットになる
- 不安や恐れが消える
- セロトニンが増える
- 感情に振り回されない
丹田呼吸法はお金もかけずに誰でも簡単にできる上に、効果が高い素晴らしいものです。
丹田はどこにあるのか
東洋思想において、丹田は身体の中に三か所あるとされています。呼吸法で使われる丹田とは臍下に位置している下丹田=臍下丹田(せいかたんでん)を指します。
※東洋思想とはヨーロッパからみた東洋(=アジア)の思想のこと
- 上丹田
- 中丹田
- 下丹田(臍下丹田)
三か所あるとされている丹田ですが、一番重要な場所は頭ではなくお腹、下丹田です。ここは最も気を集められる場所と言われています。人間の創造の中心であり想像の中心でもあります。
臍下丹田の大まかな場所イメージ
下丹田はへそから5センチほど下、背骨に向かって5センチほど奥に存在するとされています。
わかりにくい方は一番シンプルな腹筋(上体起こし)をしてみて下さい。お腹の力が入っている部分が下丹田です。
丹田を意識した呼吸法
基本的な丹田呼吸法のやり方を紹介します。
STEP①
両手を丹田に当てる
STEP②
口から息を全て吐ききる
STEP③
鼻から4秒かけて息を吸う
STEP④
口から8秒かけて息を吐ききる
慣れてきたら③と④の繰り返しです。丹田を意識しながら呼吸をしましょう。息をしっかり丹田から吐ききることに集中するとスムーズに行えます。
もっと長くゆっくりと呼吸ができるようなら秒数を伸ばしたり、工夫をして自分にピッタリの呼吸を見つけて下さいね。
まとめ
丹田呼吸法は簡単で、誰でもできるからこそ、ついつい影が薄くなってしまう呼吸法ですが、続けることで素晴らしい効果を発揮します。
どうか気軽に、まずは今日寝る前の5分だけでもやってみてくださいね。