みかんは栄養素の宝石箱!!最強の果物みかんのヒミツとは?

突然ですが皆さん、みかんはお好きですか?冬の甘くてほんのり酸っぱいみかんが恋しい人はどれくらいいるでしょうか。
みかんは最強です。なにがどう最強なのかっていうとめちゃくちゃ身体に良い。素敵な栄養素がギュギュッと詰まっているのです。
一体、何がギュギュッと詰まっていてどんな効果をもたらすのか、みかんについて紹介していきますね。
みかんに含まれる素敵な栄養素
みかんの中には沢山の栄養素が入っています。ビタミン・ミネラル・食物繊維・有機酸・ポリフェノールなど様々な栄養素がバランスよくつまっているのがみかんの魅力。一日一個食べるだけでも身体にとてもいいですよ。
この記事で紹介したい主な素敵な栄養素はこちら。
- βクリプトキサンチン
- βカロテン
- クエン酸
- ビタミンC
- 食物繊維
- ヘスペリジン
どんな効能があるのか一つずつ見ていきましょう。
① βクリプトキサンチン
βクリプトキサンチンはみかんなどのオレンジ色の天然色素成分です。脂溶性の成分ということで血液の中に残りやすい。そのおかげで様々な健康効果をもたらしてくれます。
- 免疫力UP
- 肝機能の改善
- 歯周病の予防
- ダイエット効果
- 関節痛の痛みを緩和する
- 糖尿病の予防・進行の抑制
- ガン予防(とくに皮膚ガンと大腸ガン)
- 骨粗しょう症の予防(閉経後の女性に限る)
- 美肌効果1(ヒアルロン酸の量を増やしてくれる)
- 美肌効果2(肌の保水機能を維持する器官アクロポリンの生成を助ける)
② βカロテン
こちらも同じく色素成分で脂溶性。体内で必要な分だけビタミンAになります。なのでビタミンAの働きとβカロテンの働きの両方を担っています。
- 抗酸化作用=老化・動脈硬化・ガンなどの予防
- 体の成長を促進させる=子どもの発育期に欠かせない栄養素
- ビタミンAとなり他の健康成分や栄養素の働きを促進する
- 夜盲症の予防・視力低下の抑制効果(ビタミンAには視力を正常に保つ役目がある)
- 粘膜を丈夫にし、健康を維持する(風邪・口内炎・歯茎の腫れなどを予防)
- 美容効果1(肌の新陳代謝を高め、皮膚の健康を維持する)
- 美容効果2(肌のカサつき、ニキビの予防)
③ クエン酸
クエン酸にはキレート作用という働きがあります。この働きにより本来、水に溶けにくく吸収されにくい金属ミネラル(鉄・カルシウム・マグネシウムなど)を吸収をされやすい形に変えてくれます。
また、車はガソリンで動きますがほとんどの生き物は”エネルギー”を原動力に活動しますね。
生きるために必要なエネルギーを人間は食べたものから、”あるサイクル”を働かせて作り出します。
このサイクルをクエン酸回路といい、名前のとおりクエン酸がとても重要になる働きなのです。
細胞内に酸素がたっぷりある状況でクエン酸回路をしっかりグルグル循環させることができると、体内の脂肪を燃焼してくれたり、乳酸(痛みやむくみなど)がたまるのを防いだり、身体の不調の改善に繋がります。
クエン酸回路をグルグル循環させるためには、①クエン酸をこまめに摂取(一度に大量摂取しても使える量が限られているので)②有酸素運動がカギとなります。
- 疲労回復
- 体臭改善
- 血流改善
- 食欲UP
- 痛風の予防
- アンチエイジ効果
- 胃腸の働きを整える
④ ビタミンC
ビタミンCは美容と健康にとても大事な栄養素です。水に溶けやすく熱に弱い性質なのでそのまま食べれるみかんはとても効率的です。
- 胃がんの予防
- 動脈硬化の予防
- 免疫機能を高める
- 肌荒れの予防&改善
- 倦怠感の予防&改善
- イライラの予防&改善
- 花粉症の症状を抑える
- アルコールの分解を高める(二日酔いの予防)
- シミ・しわ・そばかすを防ぐ(ビタミンCには黒色メラニンを無色のメラニンに変化させ、目立たなくする働きがある)
⑤ 食物繊維
食物繊維は①不溶性食物繊維と②水溶性食物繊維に大きく分かれますが、それぞれ次のような作用があります。
- 不溶性食物繊維=腸の働きを助け便通を良くする
- 水溶性食物繊維=糖の吸収を緩やかにする・コルステロールを下げる・腸内環境を整える
食物繊維は胃で消化されず、小腸で吸収されることなく大腸まで届きます。「五大栄養素」に次ぐ第六の栄養素と呼ばれるほど人間の身体にとって重要な栄養素と言えます。
- 便通を良くする
- 腸内環境を整える
- 生活習慣病の予防
- 肥満の予防&改善
- 血中コルステロール血を下げる
- 高血糖の予防&改善(=糖尿病・動脈硬化などの予防につながる)
⑥ ヘスペリジン
ヘスペリジンはポリフェノールの一種です。柑橘類の皮や筋に多く含まれていてビタミンPとも呼ばれています。ビタミンという言葉がつきますが、厳密には”ビタミン様物質”でビタミンに似た働きをする成分です。
- 抗酸化作用
- 免疫力UP
- 冷えの改善
- 抗炎症作用
- 肌質の改善
- 血流の改善
- 骨粗しょう症の予防
- 毛細血管を強くする
- ビタミンCの吸収を促進する
みかん好きはどう食べる?
皆さん、みかんは一日に何個食べれますか??私は幼い頃から小さめのみかんが大好きで良く食べていました。
小さい頃ですと「もうその辺でやめなさい」と親からのストップが入るのですが、高校生くらいになると6個ほど普通に食べました。
ただただ好きというだけで止まらず食べていたのですが、一度に大量摂取をしてもみかんの素敵な栄養素たちを最大限に活かせるわけでもないですね。
身体に良いからと言って、みかんだけを食べても意味はないですね。みかんはこまめに、そして継続的に摂取するのがいいということで、食事・間食のスタメン入りを決定。
そして、まず普通に日常的に過食しているとしたら、たとえみかんを食べても身体に良いはずありません。腹8分目にすることを同時に決めましょう。
そうすることでみかんの効能をしっかり受け取れるようになりますよ。