ひょっとしてうちの子って感受性が豊か?特徴や向き合い方をご紹介

某女児向け変身アクションアニメの感動シーンを観ていたら、子どもが涙を流し始めた。もしかして感受性が豊かなのかも?
このように子どもの感受性について気になっている方へ、記事をまとめてみました。
感受性とは?
感受性とは一体何なのでしょうか。なんとなく気持ち的なことだということは分かりますが、言葉で説明しろと言われると少し難しいものですね。
感受性とは外からの刺激や印象を感じ取る能力のことを言います。一つ一つの出来事に対して丁寧に心を働かせることができる人は感受性が豊かと言えるでしょう。
これは、ポジティブなことにもネガティブなことに対しても同じです。
感受性が豊かな子どもの特徴
必ずしも全てが当てはまるとは限りませんが、感受性が豊かな子どもは心が優しいです。そして色々と敏感です。
感受性の豊かさを決める定義はないですが身近の人の肌感覚、または自分自身で判断されることが多いでしょう。
大きい音が苦手
味や食感にも敏感
明るい色が好き
怖がり
すぐ泣く
肌や身体が敏感(例:アトピー体質)
ズルをする人が許せない
人見知り
環境の変化に弱い
心配性
優しい
赤ちゃんが好き
よく眠る
空や風、自然が好き
皆さんの身近にいる感受性が豊かな子はどうですか?個性なのでその子その子によって特徴は変わってくると思います。
メンタルがお豆腐のようにやわやわに思えて、でも思いやり・優しさをしっかりと握りしめている。感受性が豊かな子の特徴です。
感受性が豊かな子との向き合い方
感受性が豊かな子は人の意見を素直に聞きます。周りの環境にも敏感で視覚・聴覚、雰囲気などから沢山の情報を受け取ります。
▶︎疲れていたらケア
神経を使いとても疲れやすいです。外出やなにか予定がある時などは、家の中や慣れている場所などで過ごす場合と比べ、慎重に観察・ケアをするのがおすすめです。
- 睡眠時間を増やしてあげる
- 好きな食べ物・飲み物をあげる
- 好きな遊びをやらせてあげる
▶︎涙をバカにしない
テレビや映画の感動的なシーンや悲しいシーンは大人でも涙が流れてきますよね。
もし感受性が豊かな子が何かを観て涙を流していたら、からかわずに共感してあげてください。
感受性が豊かな子は涙を流しながら、そこから大切なものを学ぶことができます。
▶︎感情的になっている時は落ち着かせる
いくら思いやりのある優しい感受性の持ち主でも、きょうだいや友達と喧嘩をするときだってあります。
ガーッと泣きながら感情を爆発させたりする場面もあるとは思いますが、どうかそこは心のデトックスだと思い、沢山言わせてあげて下さい。
「なんかやたらと今日は泣くなぁ」と思う日もあると思います。泣き虫で嫌になってしまうこともあるでしょう。そんな時はすぐに泣き止ませず少し離れて観察するだけでも良いと思います。
もし、注意をしなくてはいけない部分があるなら落ち着いたあとにゆっくりと話をしましょう。
- お茶を飲ませる
- 背中をさする
- 場所を変える
- どうしても落ち着かないなら次の日に持ち込む
▶︎美を探究する
感受性が豊かな子が「良いな」と思うことに着目してあげると自分自身も発見があったり面白いです。
「これのどういうところが好き?」「こうしたらどうなるかな?」など一緒になって模索すると感性はさらに磨かれ、知識も広がりますよ。
▶︎一歩踏み出す手助けをする
感受性が豊かな子は興味があることに対して、「やってみたい」という思いと一緒にあれこれ色々考えて心配事を増やすのが上手です。
先の方まで考えれるのは素晴らしいですが足が止まってしまってはせっかくの経験値はたまりません。
大きなことではなくても良いです。感受性が豊かな子が「やってみたい」と思った時、少し立ち止まっている時、ぜひ一歩踏み出せるようにほんの少し手助けをしてあげて下さい。
- 結果にこだわらない
- やってみたらどんな発見があるかな、と探索させる
- 何でもかんでも不安要素を取り除くのはNG
感受性が豊かな子のメリット
感受性が豊かだと、「優しすぎてこの世の中やっていけるのか心配」になる時もあるかと思いますが、何事にも良い面・悪い面があります。温かく見守ってあげて下さい。
良いところはしっかり伸ばしてあげたいですね。
自然や天気、季節などを楽しめる
感受性が豊かな子は自然などを五感で感じ、味わうことができます。また、自然に触れることで心身共にリラックスできるのも大きなメリットです。
空を眺めたり緑に触れたり風を感じたりと、当たり前になりがちな日常をしっかり見つめるということは今の世の中そう簡単ではありませんよ。
相手を思いやることができる
「ちょっと元気ないな」「今日は何か良いことあったのかな?」など相手の顔色・雰囲気・声・しぐさからどんなことを思っているのか、考えることができます。
嬉しそうな子を見れば自分自身もウキウキして、悲しそうなら心配になり、困っている人がいたら助けてあげたり、心に寄り添うことができるのは感受性が豊かな子の良いところです。
自分自身を見つめることができる
少し心配性で自分自身への不安が大きくなる時もあるのが感受性が豊かな子です。視点を変えれば、ちゃんと成長意識がある証拠と言えます。
良かったと思えたことは自信に変えてもらって、なにか落ち込むことがあった時には沈みすぎずに次に繋げていけると良いですね。
物事の本質を見つめることができる
物事に対して違和感や不思議に思うことも、今の世の中、ただでさえ沢山あります。
特に感受性が豊かな子にとって「こうあるべき」「こうしなきゃいけない」という枠に収まることは、大変息苦しくストレスを感じるのです。
「どうしてやるのか」「何のために必要なのか」違和感を感じるものに対して深く考える姿勢をもっています。
まとめ
感受性が豊かな子についてご紹介しましたが、この子たちは常に神経を尖らせているかといえばそういう訳でもありません。
当たり前ですが、子どもならわがままを言ったり意地悪をしたくなってしまう時もあります。
そしてどんな人間にも、どんな物事にも必ずメリットもあればデメリットもあります。なので感受性が豊かな子に対しても良い・悪いの極端な2択で決めつけ向き合うという行為は避けて下さい。
感受性が豊かな子に限らずですが、必要以上に過保護になり甘やかすのも、口うるさく、厳しく注意するのも必要ないので温かく見守り、ほんの少しのサポートをしてあげて下さいね。