家庭内での挨拶って大事?挨拶が家庭にもたらす効果とは

突然ですが皆さん、家族と「おはよう」や「おやすみ」などあいさつをしていますか?
「挨拶するよ」「ちょっと照れくさくて・・・」「されたらするかな」など家庭によっても人それぞれかと思います。
挨拶はとても気持ちがいいものですが、家庭内となると毎日顔を合わせる者同士のため少し機械的になってしまうことも。
この記事では今一度、挨拶というものを見つめ直し、より平穏で幸せな毎日を過ごせるように、家庭内での挨拶の必要性と効果について紹介します。
挨拶とは何か
そもそも挨拶とは何なのだろうか。漢字から雰囲気を感じてみましょう。
【挨】おす。ひらく。近づく。
【拶】せまる。おしよせる。
どちらも歩み寄るような意味を持ちます。もともと挨拶とは、遥か昔仏教において師弟・修行僧の間で行われていた『一挨一拶』が起源だと言われています。(諸説あり)
「やあ、調子どう?」「修行の成果出た?」といった感じに声をかけ合いお互い(弟子)の心の状態を確認し合っていたとか。
それは段々と、相手を労らったり敬意や親愛といった気持ちを込めて使うものになっていきました。
今では人と会った時や別れる時に交わす言動や動作・礼儀・返事などとして使われていますが本質はずっと変わらず、挨拶はより良い人間関係を築くための大切なツールです。
[cat_fusen02 title=”ここがポイント!”]挨拶とは
- 相手とより良い関係を築くためのツール
- =自分自身を成長させることができるツール
[/cat_fusen02]
家庭内での挨拶の必要性
さて家庭内において結局、挨拶は必要なのか。これはその人自身の人生観によって変わってくるとも言えます。
家庭内だけに関わらず、別に挨拶がなくても生きていけます。挨拶をしなかったら罰金ですというルールがあるわけでもないですよね。
「本当はめんどくさいけど常識的に考えてやっとかないとな」みたいなテンションの方もいるでしょう。自分を守るために使うケースです。
家庭内というのは人生においてとても重要な第一拠点となります。とくに幼い頃は、この拠点で過ごす時間というのが知らず知らずのうちに自分自身のベースとなります。
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- 健康的に人生を楽しみたい
- 自分自身を成長させたい
- 闇堕ちしたくない
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自分自身や家族にむけてこのような願いがあるのなら、家庭内での挨拶はとても必要です。
家庭内での挨拶の効果
さて、家庭内での挨拶が潤うとどんな良いことがあるのでしょうか。
- 笑顔が増える
- 気持ちがいい
- 家族仲が深まる
- 場の空気が良くなる
- 会話のきっかけになる
- 良い人間関係を築ける
- 相手(家族)への想いが増す
- 気持ちの切り替えスイッチになる
- 挨拶をした本人の達成感にも繋がる
- 子どもが挨拶を学ぶきっかけになる
- 相手(家族)の調子をなんとなく汲み取れる
良いことしかないです。しかし、これはブスッとした表情でボソボソと発した挨拶では何の意味も効果もないので要注意を。
挨拶は、相手の目を見てしっかりと言葉にしてこそ挨拶なのです。そして挨拶に様々な想いを乗せて自分自身と相手の存在を見つめることが真の挨拶なのです。
家庭内での挨拶一覧
- おはよう
- おやすみ
- いってらっしゃい
- いってきます
- おかえり
- ただいま
- ばいばい
- いただきます
- ごちそうさま
- ごめんなさい
- ありがとう
- どういたしまして
- 大好きだよ
- よろしくね
- お疲れ様
- あけましておめでとう
- 誕生日おめでとう
すぐ使える!これぞ真の挨拶
ただの挨拶にプラスすることで最強の挨拶になるスキルを紹介します。家庭内に限らず色んなシーンで効果倍増です。
▶︎相手の目を見る
人見知りだと相手の目を見るのはちょっと恥ずかしいし苦手・・・なんてこともあると思います。
ですが、『挨拶をするために相手の目を見る』は何も問題なんてないですし、会話時よりもハードルが下がり実践しやすい。その上挨拶の効果を高めてくれます。
苦手な人や嫌いな人に対しても目を見て挨拶をすると新たな発見があるかもしれません。
▶︎動作を一つ付ける
- 手を振る
- お辞儀
- 手を合わせる
- ハグをする
- 頭をポンポンする
- 握手をする
- 背筋を伸ばす
一つ付け加える動作が大げさすぎたり、控えめすぎるのもあまりおすすめではなく、家族間での日常的な挨拶ならナチュラルにサラッとできると良いです。
▶︎口角を上げる
挨拶の時は特に意識して口角を上げましょう。少し気分が沈んでいる時もあると思います。無理のない程度に一度口角を上げて一言挨拶をしてみると、自分の気持ちにも区切りをつけ、切り替えられたりするものです。
▶︎目を少しパッとさせる
目を少しパッとさせるだけでイキイキとした挨拶になります。目が曇っていたらどんなに大きな声で挨拶してもそこまで効果は発揮されません。
▶︎声のトーンをほんの少し上げる
大げさに上げなくて良いので、少しいつもより声のトーンを上げて挨拶ができると挨拶をされた人も、した人も清々しい気持ちになれます。視覚だけでなく聴覚を使って挨拶の効果を体感できます。
▶︎想いを乗せる
これはまず想いを生み出す作業が先になります。例えば朝、起きて来た家族に「おはよう」なら
「今日も家族が目の前にいて、しっかりその姿を確認している、そして自分の口からおはようと言えることができている。今日という日を一緒に迎えている」
このように当たり前なんだけど、実は当たり前じゃないかもしれない環境に奇跡を感じ、感謝や敬意を込めて「おはよう」と言う。
気持ちのこもった挨拶はちゃんと相手に届きます。
▶︎一言添える
挨拶の後に天気の話をしてみたり昨日のテレビの話してみたりすると会話が弾みやすくなります。
また「おはよう〇〇」のように名前を添えるのも嬉しいものです。しっかりこちらを見てくれているような温かい気持ちになりますよね。
家庭内での挨拶、少し力を入れてみて
ちょっと照れくさかったり、忙しいし疲労も溜まっていてなかなかそんな気分上がらないよ、なんて人もいるでしょう。
誰にでもそういう時はあります。今の生活に何の不満もないのであれば特に無理してやることでもないです。
ですが、少しでも心穏やかに、気分良く毎日を過ごしたいと願うのであれば実践すると決め今日からやってみて下さい。
小さな変化がやがて家庭内に素晴らしい変化をもたらします。見返りを求めずにコツコツと自分を成長させるために淡々と続け、その変化を体感して下さいね。